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経験者が語る!医学部受験の闇 何年も浪人(多浪)する人には共通点があった

  浪人生という言葉は聞いたことがあると思いますが、受験の為に何年も浪人している人のことを、多浪生と言うことを知っていますか。

 

 東大などの上位大学を目指して多浪生となっている人もいますが、多くは医学部医学科を目指した結果、多浪生となっている人が圧倒的多数です!

 

 受験に何年も掛けるなんて勿体ないと思われる方も多いと思いますが、多浪生からすると後に引けない状況になっているのです。今回は、医学科を目指した結果、多浪生となった人が、なぜ後に引けない状況になるのかを、実際にそうなった私の経験をもとにご紹介します。

 

 医学科の人気と難易度

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 初めに医学部の難易度について。ここ10年間の医学部医学科の人気は異常とも言えます。テレビドラマの影響、長く続いた不況、医者という社会的地位、収入の安定性、高所得、そしてノーベル医学賞の受賞による話題性(特にIPS細胞は日本中で大きな話題を呼びました)、など様々な要因が重なったからだと思われます。

  

 文科省発表のデータによると、平成20年の定員が7793名、志願者は105,202名だったのが、平成30年度では、定員が9162名、志願者は143,618名となっています。入試倍率は平成20年では13.5倍だったのが、現在では15.6倍にまで上がっています。少子化により受験生の数は減っているのに、医学科では、志願者数も倍率も上がっているのです。

   

 K塾という大手予備校が出している偏差値によると、国立大学の医学科の偏差値は62.5~72.5の間となっています。大体ですが、これはK塾の模試を受けた人の中で、理系で上位1%から11%ほどに位置することになります。

 

 ちなみに東京大学の理科一類(主に工学部)、理科二類(主に農学部)の偏差値は67.5となっています。教科数も違うので単純に比較はできませんが、大学によっては東京大学とさほど難易度は変わらない、もしくはそれ以上と言えます

 

 以前なら東京大学やその他の旧帝国大学を受験するような人たちが医学科を目指すようになったのが、偏差値が上がっている原因だと思われます。

 

 多浪に陥るひとの特徴

  医学部の難しさは前項で説明しましたが、どんなに難しくなっていても本当に優秀な人は現役生の時に合格しますし、ある程度優秀な人であれば1年浪人すれば合格します。

 

 でもやはり私のように多浪生となる人は一定数生じます。その人たちには一定の特徴があったことに気づきました。

 

特徴その1. 中途半端に高い学力

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 学力が物凄く高いわけでもないが、かといって低くもないというパターンです。模試を受けても判定は悪くないが、本番では落ちてしまう。もう1年あれば手が届きそうだからもう一度受験すると思ってしまうのです。 

 

特徴その2.  プライドの高さ

 医者になるために何年も勉強してきたのだから、今さらほかの学部に行くことは自分のプライドが許さない。何が何でも医学科に行くんだ!という思いが非常に強いです。思いは強いのですが、自分自身の偏差値は60を下回っていたりして、思いと実力が噛み合っていない人も多々見受けられました。

 

特徴その3. 浪人は2浪までという話を信じる

 よく浪人は2回(2年間)までと言われます。これは3回以上浪人すると、大企業に就職するのが難しいと言われるからです。なので3回以上浪人を重ねている多浪生にとっては、3回以上浪人してても就職で不利にならない、医学科や薬学科や歯学科などに絞られて極端に選択肢が減ってしまうのです。本当は3回浪人する前に、受からなければ別の学部へ進路を変えるのがいいのですが、前項で説明した「プライドの高さ」によって、結局医学科しか道が無くなるのです

 

 大学に入ってから気が付いたのですが、工学部の院卒だと学校に企業からの推薦があったりするので3回以上浪人してても大企業への道も十分にありえます。

 

特徴その4. 親が開業医で継がなくてはならない

 もともと医者になりたいわけではないけど、親が病院を経営しているから医者にならないといけないという状態です。この場合、本人に勉強する気がなければ合格は難しいので多浪となってしまうことが多いです。誰も得をしない、ある意味一番悲惨な状態です。

 

特徴その5. 精神的に折れてしまった

 最初はやる気があっても、何年も浪人が続くと精神的に悪影響を及ぼし、人によっては遊び惚けたり、鬱状態になる人もいます。めげずに頑張り続けることができればいいのですが、精神的に一度折れてしまうと立て直すのは難しいです。

  途中から予備校に来なくなったり、来ても全く勉強していない人をちらほら見かけました。

 

おわりに

 医学部受験の為に何年も浪人する人には「中途半端に高い学力」「プライドの高さ」「浪人は2浪までという話を信じる」「親が開業医で継ぐ必要がある」「精神的に折れてしまった」という特徴を持つ人が多いです。

 

 医者になることが全てではないので、一つの道だけでなく、その道が駄目だった場合の予備の道も考えておくことがリスク回避にも繋がるので視野を広く持つことが大事だと思います。